Main | November 2004 »

二分間の冒険

10/26(火)  『二分間の冒険』①
                       岡田 淳 作 偕成社文庫

2週間ぶりの5年生の読み聞かせ。
トムソーヤの続きを読もうかとも思いましたが、子ども達の反応がいまひとつ。
なのでトムソーヤは一休みして、別の本を選びました。

同じ冒険でもこちらは異世界への冒険、主人公は6年生の悟とかおり。
19世紀のアメリカの少年より、現代の日本の子どもの方が
たとえ異世界の話でも取り付きやすかったらしく、
今日は息をこらして聞いてくれました。

映画会の準備をしていた体育館から保健室に向かう2分間に起こった
不思議な出来事。「ダレカ」と名のる黒猫が悟を森の中に誘い込みます。
そこで同級生たちと出会いますが、同級生は悟のことを知ってる様子がありません。
そんな不思議な世界で、悟は竜と戦う事に・・・

全部で253ページのファンタジーの中編です。
同じ作者の、「光る石の冒険」が面白かったのですが、そちらは長すぎるので
学校図書館に新刊として並んでいたこれを選びました。
それでも週1、2回程度では今年度中に終わるかどうか。

とにかく、岡田淳ワールドへ出航です。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

おまえうまそうだな

10/20(水)  『おまえうまそうだな』 
                       宮西 達也 作絵 ポプラ社

生まれたばっかりのアンキロサウルスの赤ちゃんを食べようと近づいた
ティラノサウルス。ひょんなことから「おとうさん」と勘違いされ、困惑しながらも
おとうさんになっていく日々。でも、決しておとうさんにはなれない結末が
少しほろりとさせられるお話です。

絵も素敵で、ざっくりと描かれた強そうな恐竜の足元に、ありんこのような
小さな赤ちゃんアンキロサウルス。ほのぼのしたきれいな色の絵は
いつまでもながめていたい気分です。

今日も1年生の読み聞かせ。子ども達は大喜びで、聞いてくれました。
一度読み終わった後、こんどはゆっくりと絵を見せました。こういう本は
できれば手元において何度も読み返し、絵を楽しみたいものですが
1年生に行くのは今学期最後のため、置いてくるわけにはいきませんでした。
残念!

そのうち、学校図書室に入りますように。

| | Comments (0) | TrackBack (4)

手作りなの?

10/15(金)  『まっくろネリノ』 
           ヘルガ=カルラー 作/やがわすみこ 訳  偕成社

今日は久しぶりに1年生の読み聞かせ。小さな子供たちが背中を丸めて
わくわくと聞き入ってくれる楽しい時間です。

まっくろネリノは兄弟にもなかまはずれにされ、いつもひとりぼっち。
けれどもある日、兄さん達が行方不明になって…

いまは中学生になった娘が幼い頃に大好きだった絵本です。昨夜も
1年生の読み聞かせに使うからと本棚から出して読み直していたら、
「かしてかして!懐かしい~ぃ!」と読みふけっていました。
しんみりした文章は子供の心にもしみわたります。きれいなパステルの
絵は、1年生の子供たちから「手作りなの?」と声が上がるほど素朴で
素敵な色使い。宝物のような1冊です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

トム・ソーヤの冒険①

小学生相手に読み聞かせをして5年になります。

当たり前の事ですが、1年生だった子供がいまや5年生。

年度当初に教室に入ると、たじろいでしまいます。 でかいっ!

1年生の頃は、大きな教室のスカスカの空気の中で、小さな肩を

寄せ合って座り、絵本を見上げていました。

それがいまや、子供たち一人ひとりの容積が大きくなり、

満員電車とまではいきませんが、駅構内ぐらいの密度のよう。

挨拶の時も小さな私は見下ろされるような状態で、圧力を感じます。

でも、目の輝きは変わらないまま…と書きたいところですが

それもすっかり変わりました。わくわくどきどきと夢中になって絵本を

くいいるように見ていた1年生と違い、5年生のそれはほんのりと

冷ややかになりました。こちらを値踏みするような表情も表れ、

大人になっていく子供たちを目の当たりにしている毎日です。

それでも、時には面白そうに真剣に聞いてくれる事もあり、

その一瞬の至福のために、読み聞かせがやめられません。

10分~15分で終わる絵本が中心の低学年に比べ、高学年の読み聞かせは

本の選定から悩みます。絵本ではなく、15分で終わるお話というのは

ほとんどありません。いきおい、中長編になってしまいます。

3年生の時の『ハリーポッターと賢者の石』を皮切りに、四苦八苦して

選び、読んできた歴史をちょっとだけ記録しておこうと思い立ちました。

---------------------------------------------------------

そんなわけで、読み聞かせの記録です。

おはなしの森の中で、迷いながら、ときおり光る石を見つけて歩き続ける

日記です。

---------------------------------------------------------

9/14(火) 9/21(火) 『トムソーヤの冒険』 マーク・トゥエイン

 昔懐かしいトムソーヤの冒険です。中学生時代、何度も読み、アメリカという
別世界に浸った経験がよみがえってきました。言わずとしれたアメリカ文学の
傑作です。『ハックルベリーフィンの冒険』のほうが好きだったので、どちらを読もうか
迷いましたが、まずはこちらからがスジだと思ったので選びました。
 長編なのでいくつかのエピソードをつないだ形でしか読めませんが、なんとなく
知っているあらすじに助けられて、子供たちは少しずつトムの世界に入っていけるようです。
ペンキ塗りの話から、ハックルベリと夜中に墓場に行くところまで2回で読み進めました。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

Main | November 2004 »